介護論
私は特養が長いですが、 デイサービス、ショートステイ、そしてケアマネの経験もあります。 そこで、職員によく物を渡そうとする利用者がいました。 ほとんどが食べ物。時々衣類など。 当時、他の利用者に渡してないからまあいいかという認識でした。 その気…
介護業界に限らず、 新卒や異業種からの転職で介護の世界へ入ってくる人がいます。 そろそろ年度も変わるし、人事の変化もある時期なので、 お節介ながら未経験で介護業界に入ってくる人へ 老兵からメッセージを送りたいと思います。 未経験でこの業界に飛び…
介護業務を行っていると、 どうしても時間に追われてしまいます。 事業所の環境にもよりますが、 もしかしたら現在の配置基準では限界なのかもしれません。 だからといって、 「この時間にこの介助をどうしてもしなくちゃいけない」 なんてことはないと思い…
ここ最近ずっと、 新型ウイルスの報道が続いています。 船の状況、外国の状況、国内の状況など、 気になるところは沢山ありますが、それは一旦置いて置きます。 この連日の報道で、 テレビ以外にも新型ウイルスに対する色々な情報が出てきています。 SNS、ブ…
私たちのような仕事ってよく、 利用者との関係作り・信頼関係が大事 と言われます。 対人援助職としてそれは当然だと思います。 じゃあ、 「関係作り」って何なの? となった時、どう答えればいいか。 私が思うにこれは、 男女関係みたいなもの だと思います…
その人は現役時代、家族のために働き、家族を養ってきた。 マジメで気を使う性格だった。 病気をし入退院を繰り返し、だんだん日常生活に支障がでてきた。 認知症はなく、意思表示はしっかりできていた。 だからなのか、その人は「入所」という生活を「自ら…
以前、生活に制限をかけることに関して書いてますが、その食事編です。 その時のブログはこちら。↓ https://www.kaigobilly69.net/entry/2019/04/25/184817 ここから本題です。 介護施設内で利用者に 食事や飲み物について制限をかける ところは多いと思いま…
私は人並みにはファッションに興味があるし、 それなりに服を買ったり髪をセットしたりはしています。 ただそれは、プライベートでの話。 仕事するのにキメキメでは行かないですよ。 仕事をする時は、仕事をしやすい格好をしたほうが能率も上がります。 特に…
利用者は様々な人がいます。(職員やネットでもそうだけど) なので中には、 どうしても相性が合わない… なんて人もいるかと思います。 こういうケースの場合、 職員からすれば介助に入るのが億劫だったり、 利用者からすれば、「合わない職員が来た」と、スト…
明けましておめでとうございます。 今年も宜しくお願いします。 さて、この時期になると必ずといっていいほど話題にのぼる、 介護施設での餅提供 ですが、 餅提供については賛否あると思います。 これについて私の意見を書きます。 詰まるなどの可能性に対し…
介護職(施設勤務等)はその性質上、 土日休みや盆正月が仕事だったりすることがあります。 もっとも、カレンダー通りに職員が皆休んだら利用者がどうなるかは予想できるでしょう。 そういう休日形態な仕事なんだと思います。 ところがこの形態に対し、 介護職…
これまで介護現場に関わってきた中で、 利用者に対し 「カワイイ〜!」 て言う人を多く見ました。 また、冬の時期だとクリスマス行事、 夏になれば七夕行事などのイベントものがある時、 利用者に手作りのかぶりものをかぶせ、写真を撮って、 「わぁ、カワイ…
介護系の発信者・講師の一部に、 介護職は 感動、感謝、喜び、やりがいを感じる素晴らしい仕事だ! と言う人がいたり、 利用者、特に認知症対応について、 心を通わせることが大事 想いがあれば相手に伝わる 利用者への愛があればわかってもらえる なんてい…
「海外は●●しているのに日本はできてない」 「今は海外は●●な動きになっているから●●すべき」 など、 やたらと海外の文化、やり方を推し、 自国のやり方を否定や見下したような意見がネットでもリアルでも聞かれます。 海外を意識するのは結構なんですが、 …
介護・福祉関係のイベントが至るところで行われてます。 様々なイベントがあって、子供だけでなく遊べたり、 関係者でなくても「なるほど」と思わせてくれるものもあります。 あと、サンプルいっぱいくれたり(笑) 老いは必ず通る道だし、障がいも他人事では…
介護現場(特に施設)で、 オムツゼロを掲げる事業所は多いです。 オムツに排泄することで、 プライドを傷つける 「俺(私)もここまでになったか…」という落ち込み 排泄したオムツをしばらく当ててることによる皮膚トラブル などの弊害が出てきます。 これだけ…
施設に限らず、事業所を運営していくには、 運営できるだけの収入(利益) を確保していかなければなりません。 これは、経営者や幹部及び特定の部署だけの問題でなく、そこで働く全ての職員が意識しなければなりません。 毎月、月の収支(実績)をまとめて、 「…
介護施設、特に特養は、 看取りケア を行なっていることが多いと思います。 徐々に食事や水分がとれなくなり、体力が落ち、近いうちに最期がおとずれる… それに対しできる限り身体・精神的な苦痛を緩和し、最後まで尊厳のある生活を支援していく。 そこには…
看取り期が近くなる・看取り期に入ると、食事量が落ちてきます。 ターミナルケア移行の大まかな基準として、 食事がとれなくなったら という事業所もあります。 やがて食事も全く受け付けなくなるでしょう。 どこかで「食事中止」の判断に踏み切らなければな…
介護現場は人手不足で、時間に追われていることが多いです。 できることなら業務の効率化をはかり、少しでも円滑に業務を進めたいところです。 ですが、効率化を図るあまり、本来やった方がいいことを省いたり、多少強引に業務を進めるのはどうかと思います…
介護現場では、その特有のストレスがあります。 利用者が声かけに応じてくれない 忙しい時間のコールやセンサーのラッシュ 尿や便が漏れての全身着替え 訴えが細かい利用者 なかなか口を開けずに食事介助に時間がかかる利用者 上記5点の対応で時間が押したが…
施設やショートステイなどで、各利用者それぞれに居室がありますよね。 自分の家・部屋であり、プライベートスペース …なのですが、 利用者の在室の有無に関わらず、 常にドアを全開にしている場面を多く見てきました。 これ、どう思いますか? 私は個人的に…
そろそろインフルエンザなどの感染症の時期ですね。 一人が罹患するとあっと言う間に広がるのでそれは阻止せんと毎年この時期は構えてしまいます。 先日、現地で知り合った同業者のスケーターと一緒に滑っている時、上記の話になりました。 その中で、 「ウ…
あるテレビ番組で、 実際に身体拘束を受けてみる という内容のものがありました。 こういうケースを見るたびに思います。 何の意味があるのか?と。 テレビでは、 身体拘束を体験→「酷い、悲しい」という感想… という流れでした。 「こんなに酷いことはしな…
介護・医療関係の仕事で、 避けて通れない家族対応。 自身の経験も踏まえた私の考えを書きます。 正直なところ家族対応について、 中にはめんどくさいと思う人も一定数います。 それは、 気難しい家族やクレーム気質などの家族がいたり、 そもそも 「対応方…
時々見聞きする、 介護の専門性とは? という話題。 皆さんは、介護の専門性というと、何を思い浮かべますか? これは人によって様々なものをイメージすると思います。 ただ、介護福祉士は国家資格なのに業務独占ではないし、中々に不憫な扱いを受けてると感…
施設での利用者の生活について、 「好きなことを続けてもらおう」 「趣味を調べてそれをやってもらおう」 「昔していたこと(家事など)をしてもらおう」 という声を多く見聞きします。 その言葉自体は良いことだと思います。 役割があることでの自信がついた…
身体拘束について先日テレビで放送されてましたね。 これについては様々な意見が出ているようです。 身体拘束については、原則禁止ですが、 緊急かつやむを得ない場合に限り、 「切迫性(利用者本人または他の利用者等の生命または身体が危険にさらされる可…
利用者の中で、 部屋で一人で過ごすことが多い人 いるかと思います。 レクや行事などには参加しない 食事や入浴以外は部屋で過ごす へたすると食事も部屋で食べる 等々… そんな利用者に対して、 一人でいると無気力になる 起きて過ごさないと体力が落ちる リ…
介護施設に入所している人は、 認知症をもっていたり、 寝たきりであったり など、 意思疎通の難しい人が一定数いるのではないでしょうか。 もし、そういった利用者の家族や近しい人が 最期を迎えそうな場合、 利用者本人へどう接しますか? 告げる?告げな…