仕事について、
「普通はこうするよね」
「こうするのは常識でしょ?」
こんな言葉、言われたことがありませんか?
私はこの言葉が非常に気に入りません。
それは、
「普通」も「常識」も、人によって違うからです。
そりゃそうですよね。
介護現場には、様々な世代、様々な職種の人が集まっています。
更に、人の数だけ生活環境も違います。
Aさんにとっては常識でも、Bさんにとってはそう思わないということも多いです。
例えば、トイレ誘導ひとつとっても、
- 食事の前に行くべきという考え
- 食事後に行くという考え
とあります。
こういう例が膨大な数にのぼるのです。
それに、「普通は〜」と言われた側
(特に上司・先輩が部下に言うことが多いでしょうか)は、
自分の生き方、仕事のやり方を否定された気持ちになります。
そんな言われ方が続けば、
「こんな職場には居られない」
と思うでしょう。
言う側としては、「普通は〜」と言えば面倒な説明をする必要もないので、つい言ってしまうのかもしれません。
それは「指導力がない」と思われても仕方がないと思います。
なので、そうならないために、
- 施設のマニュアルとする
- 利用者の個別マニュアルとする
としてしまいましょう。
特に利用者関係についてはその理由も忘れずに。
利用者のことを知るうえで大切な要素になります。
こうすることで、
- ケアの一定の質の担保
- 統一したケア
- 組織の秩序
が、見込めます。
些細なことでチームワークは簡単に崩れ、足の引っ張り合いに陥りやすいので、言い方には十分気をつけていきたいですね。
まあ、本音としては、
「普通普通うるさいな。あなたの言う普通は絶対なのか?何をもって普通と言えるんだ?」
なんですけどね(笑)