闘え!介護職

介護施設での実体験、学んできた知識等を書いていきます。主に施設の介護職員向きです。現場での悩みや葛藤に対し色々な考え方や方法を提案するという形で闘っていきます。

心が折れそうになったら

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ちょっと暗い話かもしれません。

 

 

介護の世界に飛び込んだのに、気がつくと、

  • 仕事に行きたくない
  • 仕事に行こうとすると具合が悪くなる
  • 気分が落ち込む
  • 食欲がない、もしくは食欲がありすぎる
  • 眠れない

 

こういう経験のある人をよく耳にします。

 

いわゆる

  • メンタルが弱っている
  • 病んでいる

 

などと表現されるものです。

 

誰だってなりたくてなるわけではないとおもいます。

 

しかし、

 

  • 利用者対応がうまくいかない
  • 職員間の人間関係が良くない

 

などの要素が毎日重なり、徐々に心や体が蝕まれていきます。

 

それに、そういった状態に適応しようと、頭も麻痺するため、正常な判断をしているつもりでも、できなくなってきます。

(ブラック企業をなかなか抜け出せない心理状態と似ていますね)

 

 

限りなく赤信号に近い黄色信号です。

 

 

これで職場を長期間離れたり、福祉の世界から去った仲間を何人も見てきました。

 

それに…私も同じような経験をしてきています。

落ち込んだり、蕁麻疹が続いたり、職場で倒れたり、脳梗塞に似た症状が出て救急搬送されたり…

 

 

友人にも、先輩からのパワハラに似た注意が続き、長期療養を余儀なくされた人もいます。

 

しかも、こういうケースは職場で噂になりやすく、それがますます事態を悪化させます。

たまったもんじゃないですよね。

 

 

 

私の個人的見解ですが、利用者に対することよりも、

圧倒的に職員同士の人間関係が原因のことが多いと思います。

もちろん、事業所にもよるので一概にはいえませんが。

 

 

一度こうなると、自分一人では解決するのは難しいし、先程も書きましたが、考えが麻痺しやすくなっているので、今置かれた状況で悩み続ける無限ループに陥りやすくなります。

 

自分が悪いんだと思い込みやすくなる。

周りが全て敵に見える。

 

 

自分のことを理解してくれる友人知人がいればまだいいですが…

 

 

 

もし自分の周囲にそういった状況で苦しんでる人がいたら、

 

助言はせず、ただ話を聞いてあげてください。

 

面白半分に周囲に話さないでください。

(というか、口外しないでください)

 

回復には時間がかかるので、見守ってください。

 

そういう人が周囲に一人でもいるとわかれば、だいぶ楽になれます。

 

 

また、

もし自分が悩み苦しむ立場になったら、

 

異動や転職などで環境を変えたほうがいいです。

 

会社は自分の身体や心まで守ってくれません。

 

後々まで引きずることになるので、傷が浅いうちに手を打ったほうが良いです。

無理をして残るほうが心にも身体にも悪いです。

 

今のご時世、転職は悪いことではありません。

むしろ今までと違う環境や考えに触れることで視野は広がります。

 

私も診断がつく前に異動や転職をして、今は元気にやれています。

あのままだったら今こうしてブログを書いたりはしていないし、介護の世界からも離れていたでしょう。

 

 

せっかく縁あって出会った福祉の世界。

こんなことで福祉が嫌になったり、嫌にさせたりしないで下さい。