介護業界で
「看護師に見下される」
「相談員・ケアマネに上から目線な態度をとられる」
などと言った経験はありませんか?
面白くないですよね。
「何でそんな偉そうなの?」
て思いますよね。
上記のような態度を介護がすると、
烈火の如く怒り出したり、明らかな不快感を示したりする人がいたりします。
(もちろん、全部が全部そうだとは思いませんよ)
「介護は見下されてる!」
「介護は舐められてる」
「介護は底辺だと思われてる!」
「介護は単純労働だと思われてる!」
実際に見聞きしたものです。
また、
ケアマネ・相談員は介護の上位資格
なんて思ってる人もいます。
そしてそれを信じ込んで偉そうにするケアマネや相談員も。
職種が違うということは、
それぞれの専門性をいかしたケアを提供し合い、
多方面から利用者の生活を支えるもの。
そこに上下関係はありません。
上位互換、下位互換なんてありません。
ただ、担当する業務がちがうだけ。
職種が違うだけで、
不遜な態度をとるなんてあってはならないことです。
色々な専門職が知恵を出し合い利用者の支援をしていく介護業界では尚更のこと。
確実に組織をダメにしていきます。
でも、
そういった不満を持っている人たちは、
「自分たちはそんなことをしない」
と自信をもって言えますか?
清掃スタッフや調理スタッフなどをどこか下に見ていたりしてませんか?
また、
コンビニやゴミ処理業者、飲食業などを、
簡単な仕事とみていたりしてませんか?
そういう意識があるなら、自分たちが上から目線をとられても文句は言えないと思います。
自分たちがされて嫌なことを他の業種に対してしているのですから。
どんな仕事であれ、それを必要な相手がいて、お金を払ってでも利用したいというニーズがあるから仕事として成り立っているのです。
であれば、見下すことなんかできませんよね。
我々は直接的、間接的に色々な職種にお世話になりながら生活しています。
そこには感謝やリスペクトがあるべきと思います。
どんな仕事であれ、直接的、間接的にサポートし合いながら運営できているのです。
楽そうに見えてもそこには他職種にはわからない苦労もあるのです。
介護以外の職種を少し例にあげてみましたが、
介護職に限らず、施設内で職種間の格差があると嘆いている人がいるとしたら、
(まあ、見下すような人が悪いんですけど)
自分も無意識にそういう意識がないか考えてみてください。
お互いが他の職種にリスペクトの気持ちが持てれば、相手のことを自然と考えるようになり、言葉遣いや態度も気を遣えるようになります。
結果として風通しも良くなりチームワークも良くなります。
そうなれば、利用者のケアもどんどん良くなっていきます。
ただこれは自分だけの問題ではないので難しいかもしれませんが。
それこそ年単位でみっちり意識を変えていかないとかもしれません。
あと、これは介護関係者以外に言えることですが、
それでも他の業種を
(介護業界以外も含む)
底辺だの何だのと考えてるような人は、
自分がその業種を利用する資格はないと思います。
散々人のことを見下して馬鹿にするような人に利用してほしくはないでしょう。
都合のいい時だけその業種を使おうなんて虫が良すぎます。
コンビニや飲食店店員に偉そうに接したりするようなら、その人はコンビニを使う資格はないでしょう。
介護(ケアマネ、看護、調理、事務、清掃なども含む)
を見下して馬鹿にするような人は、身内や自分が介護が必要な状況になっても、介護を受ける資格はないでしょう。
それらの業種、サービスを利用したくないから見下してるんですもんね。