闘え!介護職

介護施設での実体験、学んできた知識等を書いていきます。主に施設の介護職員向きです。現場での悩みや葛藤に対し色々な考え方や方法を提案するという形で闘っていきます。

注意喚起だけでは改善はしない

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よく申し送りなどで、

「食事(水分)量が少ないから注意して下さい」

「掃除や物品の補充忘れがあるので注意して下さい」

「記録が薄いので改善してください」

 

等の話題がでるかと思います。

 

 

こういった話を聞くたびに思うのですが、

これだけで注意喚起ができて改善できると思いますか?

 

 

食事や水分に関しては、

そもそもどうして少ないのか?

(特に今の時期は)

 

味なのか

見た目なのか

認識ができてないのか、

介助方法なのか

 

等、様々な背景があります。

 

 

補充などの雑務関係ならば、

どこかに忙しい場面があり滞ってしまうのか

個々の意識の問題なのか

マニュアルがわかりづらいのか

 

等。

 

 

記録ならば、

書き方がわからないのか

時間がとれないのか

記録の必要性がわからない(=優先順位が低い)のか

 

等。

 

 

何事においても、

何か理由があったり背景があったりします。

 

そこを知ろうとしないで、

 

注意しましょう

●●やってないじゃん!

 

などといくら言っても、進展はしないでしょう。

 

だって、原因がわからないのだから。

 

結果として事態は進展せず、

 

何もやってない

意識やスキルが低い

 

なんて思われたりします。

 

迷惑極まりないですね。

 

 

注意喚起するなら、

まず、

 

理由を調べるところからです。

 

時間はかかるかもしれませんが、

結果としてそれが解決への近道だったりもします。

 

そこがわからなければ取り組みようがなく、

毎日毎日申し送りで言ったり、

会議で上司が言ったところで、

 

話は進みません。

 

 

注意を促すだけでは改善は難しいのです。

 

急がば回れです。

 

 

 

こう考えると、

 

介護シーンは頭脳労働ですね。