そろそろインフルエンザなどの感染症の時期ですね。
一人が罹患するとあっと言う間に広がるのでそれは阻止せんと毎年この時期は構えてしまいます。
先日、現地で知り合った同業者のスケーターと一緒に滑っている時、上記の話になりました。
その中で、
「ウチの職場、排泄と感染者対応以外手袋禁止で…」
という話が出ました。
少し話を聞いてみると、
「利用者に失礼になるから」
「自分が怪我しててもダメ」
(手荒れの人どうするんだろう…)
といった返答。
事業所によって考え方は様々なんで、
「そりゃ大変っすねー…」
と返しておきましたが、
手袋をして介助に入るのがそんなに失礼ですかね?
だって、
職員は不特定多数の利用者に触っているわけです。
というかそんな職員しかいませんよね。
で、
食事、口腔ケア、移乗、排泄、入浴…
と、
不特定多数の利用者のありとあらゆる部分を触っているわけです。
他にもトイレ掃除や残渣物の除去なんかもありますね。
いくら介助後に手洗いをしてるとしても介助を受ける側からすれば、
「誰の何触ったかわからない手で触るくらいなら、手袋してくれたほうが安心できるのでは」
と私は思います。
家族や友達ならまだしも、
職員と利用者の関係って家族でも友達でもない赤の他人なんですよ。
そんな赤の他人が、更に赤の他人(他利用者)のどこを触ったかわからないような手で介助されるわけです。
心情的に不安になりませんか?
接遇面で「失礼にあたる」という意見もありますが、
むしろ
「私の手はキレイですよ」
「あなたにばい菌はつけませんよ」
「私の事業所は衛生面・感染予防にちゃんと取り組んでますよ」
というアピールになっていいと思います。
いくら介助ごとに手洗いや消毒をしていたとしても、
利用者からそれは見えないです。
であれば、手袋で「見える化」したほうが効果的じゃないでしょうか。
だいたい、手袋をすることが失礼って、
それ利用者のほとんどがそう思ってるんですかね?
接遇を拡大解釈して、事業所側がそう思い込んでいるだけじゃないですか??
利用者に触りたくないとか汚いと思うから手袋をするんじゃなくて、
清潔な手で介助することの安心感と、
お互いの身体を守るために手袋をするのです。
それがホントに失礼ですか?
そういった理由から、
私は常時手袋をして仕事に入ってもいいのではと思っていますし、それが失礼とも思っていません。
〜今日の1枚〜
CABALLERO POLKERS 「LOST」
ラスティックな編成で民族音楽とパンクが合わさったようなバンド。
耳障りのいいメロディのサビのシンガロングはテンションが上がります!