介護現場に人が増えない。
増えるどころか辞める人の方が多い…
介護現場に関わってる人ならば、ほとんどの人が経験したり、見聞きしたことがあるのではないでしょうか。
人が増えなければ業務がキツくなり、ケアの質の低下につながる。
工夫しろと言われても限度がある。
そうしてモチベーションが下がり、緊張の糸が切れ、自分も辞めてしまう…
悪循環です。
なぜそういったことが起こるのか。
「上は何やってるんだ!」
と言う前に少し考えてみてください。
それはもしかしたら、職員自身の言動、行動が原因の可能性もあるからです。
職員の行動や言動が退職等を引き起こしている可能性がある
職員の無意識の行動・言動が退職や悪評を引き起こしている場合があります。
それも、当の本人はそのことを自覚してないことがほとんど。
いくつか例を挙げてみましょうか。
①陰口・悪口・高圧的な態度
言うまでもないですね。直接悪口や高圧的な態度をとられるのも嫌ですが、
陰口を言われているのを人づてで聞くのがいちばん不快です。
こうなると
「この人、普通に話してるけど影では何か言ってるのかも」
と、周りを信用できなくなります。
そしていちど浮かんだ疑念はなかなか晴れません。
徐々にモチベーションが下がり、辞めたくなってくるし、そんな職場は周りの人にもすすめたくないですね。
②人を落とし自分を良く見せたい・株を上げたいための「悪意あるチクリ・密告」
人の細かなミスを逐一チェックしてたり、職員の会話の一部分だけを抜き出して、事実と異なる内容を上司、管理者に報告する人。
いるんです、こういう人。
(私も実害を被りました)
「私はここまで気付くことができる」
「あの人の弱み・弱点を握っている」
「私の方ができる人間だ」
「褒められたい・自分を良く見せたい」
こういった心理なのかなと分析しました。
ハッキリ言います。
そんなものはまやかしです。
そんなことで株上げようとしないで仕事で株を上げてください。
職員の観察は介護業務なんですか?
不当に処分され、職場を追われるリスク
こういった悪口・陰口や密告・チクリは上司や管理者の耳にいずれ入ります。
ここで管理職が事実確認をしてくれる人ならまだ良いですが、
中には
「そう思わせるお前に問題がある」
と、いきなり言ってきて、こちらの主張を全く聞く耳持たない人もいます。
仮にこちらに非があった場合でもこういう言われ方をすると、
自分のどこに非があるのかわからないです。
わからないので気づいて修正することもできない。
直せないからまた怒られる。
悪循環です。
下手するとこの時点で処分されたりします。
処分されないにしても、あることないこと言われて、それを鵜呑みにするような事業所なら、辞めたくなりますね。
普通にしてても言いがかりをつけられるリスクがあるので。
管理者がこんなタイプだと、ウソでもいいから適当なことをチクってしまえば、
自分にとって嫌いな職員を辞めさせることができますね…
職員の身勝手な行動が人を寄せ付けなくしている
介護現場に人が来ないいちばんの理由は、
給料よりも人間関係と言われています。
こういう事例がバンバン飛び交う所なんて、
辞めたくもなるし就職もしたくありません。
そして辞めた職員は悪評を周りに流すことになります。
言わば自分たちの言動・行動で人を追い出し、就職希望者を減らしているのです。
それでいて「人がいなくて大変だ」とか言ってるんですよ。
矛盾してますね。
おわりに
管理者の方へ。
「辞めても雇えばいいから」
なんて楽観的にならないでください。
育てる時間、採用コスト(派遣や転職業者など)
がかかります。
人が定着しない事業所は何か理由があると勘繰られ、就職希望者はおろか、利用者側からも敬遠されます。
今いる職員を辞めさせないような運営をしてください。
そっちの方が遥かに手間は少ないです。
離職が少ない事業所はそれだけで魅力的に思えます。
噂やチクリを盲信せず、きちんと事実確認をしたうえで、正当な判断をお願いします。
辞めないだろうとたかをくくってると、手痛いしっぺ返しをくらいますよ。
こんな感じで今は転職をサポートしてくれるところも多いんだから。