闘え!介護職

介護施設での実体験、学んできた知識等を書いていきます。主に施設の介護職員向きです。現場での悩みや葛藤に対し色々な考え方や方法を提案するという形で闘っていきます。

夜勤明けの職員にやむなく残業させる場合は補助的な業務をお願いしよう

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介護施設において、夜勤がある事業所は多いです。

特養、ショートステイ、老健、グループホームなど…

 

夜勤業務については事業形態や職場によって大きく違うのでここでは触れませんが、

ひとつだけ大事なことを書きます。

 

それは、

「夜勤明けに業務をさせることについて」です。

 

 

夜勤明けに業務をさせることについての注意点

そもそも夜勤は、利用者や日勤者が寝ている時間帯に夜通し起きて動き回っているわけです。

 

夜中に働いてるから心身のバランスが崩れやすいです。


更には帰りの運転で眠くなることも多いです。

 

そういった心身状態になるため、当然集中力は落ち、判断ミスにつながりやすい状態です。

 

そうした理由で本来夜勤明けに利用者対応を行うのは避けた方が良いのですが、

勤務上やむを得なかったりする等で夜勤明けに業務に入るケースもあります。

 

であれば、なるべくミスをしない、もしくはミスをしたとしてもフォローがしやすい業務についてもらった方が良いです。

 

例えばフロアの見守りや、洗い物、リネン交換などが浮かぶでしょうか。

 

夜勤明けに通常業務をさせている現状

しかし、当たり前のように入浴や送迎をやらせている事業所を目にします。

 

夜勤明けに入浴介助。

夜勤明けにショートステイの送迎に出す。

など…

 

これらの業務は集中力がいるし、ミスが重大事故に直結するばかりか、

ヘタをすると利用者の命に関わる場合もあります。

 

そんな業務を平気でさせている現状があるし、

私も実際に経験しました。

 

こういった状況で特に恐ろしいところは、
元々夜勤明けで集中力もないのにミスしたらしたでその人を責める人がいることです。


体力満タンで出勤した日勤者と、
心身のバランスを崩しやすい夜勤、しかも明けで体力0の職員を同じ「1人」としてはみれません。

 

自分は元気だから、自分の主観でみてしまうんですよね。

「●●してない」

「●●が雑」

 

といったダメ出しを。

 

これは夜勤明けの職員のせいではありません。

自分達で意図的にミスを「させている」んです。

 

夜勤明けの職員にさせないほうがいい業務3選

夜勤明け職員にさせないほうがいい業務を3つ紹介します。

これらは事業所によっては、夜勤明けの職員が携わることを禁止している場合もあるくらいです。

①服薬介助

夜勤明けのぼーっとした頭で服薬介助に関わると、

薬の名前間違いや飲ませ忘れなどにつながります。

 

言うまでもなく、薬のミスは重大事故案件であり、

場合によっては命に関わる場合もあります。

②入浴介助

夜間明けのボーッとした頭で入浴に関わると、

見守りミス、ストレッチャー浴なら転落防止バーの上げ忘れなどにつながります。

 

これらは場合によっては利用者が溺れているのに気づかなかったり、

バーの上げ忘れで利用者が転落したりと、

 

どちらも命に関わることになります。

③送迎業務

ショートステイや受診などの送迎に出ることもしない方がいいです。

というか、しないで下さい。

 

そもそも体調が万全でない状態で運転、しかも人を乗せて運転などもってのほかです。

 

言うまでもなく、

居眠り運転、歩行者に気付かない、信号や標識の見落としなどを誘発し、

 

どれも重大事故につながります。

 

紹介した3例の中で、最も携わらないでほしい業務です。

 

夜勤明けの職員の負担を減らすために

冒頭に書きましたが、

夜勤明けというのはいちばん集中力が落ち、眠気もあります。

 

業務の関係で夜勤者が何か業務をするのであれば、

できるだけ負担の少ない業務についてもらいましょう。

 

フロアの見守りや、洗い物、リネン交換などの、

補助的な業務についてもらうことを強くすすめます。

 

そして日勤者がかわりに入浴や送迎などを引き受けてください。

 

そして、夜勤者の業務の軽微な抜けなどは黙ってフォローしてあげてください。

 

掃除忘れ、ゴミの捨て忘れ、起床介助後の布団の乱れなど….

いちいちダメ出しなんてしないでください。

 

それは一分一秒を争うほどのものじゃないでしょう?

 

あなたのそうしたダメ出しが、夜勤者を更に追い詰めるんですよ。

 

おわりに

夜勤というのは手当を出さなければならないほど、心身を酷使します。

夜勤者の頑張りで利用者も安心して眠れています。

 

何もないのが当たり前ではなく、

「何かが起こらないように常に気を張って動き回っている」

のです。

 

そうした頑張りを汲んであげてください。