仕事の同僚との会話やネットでの会話の中でしばしば、
仕事への意識
が話題になることがあります。
①「利用者の笑顔のためにしている。そのためにはサービス残業もする!給料は二の次。文句なんてもってのほか。介護をさせて頂いている」
みたいなものから、
②「仕事は仕事。勤務時間での仕事しかしない。お金のために介護の仕事をしてるから時間になればさっさと帰りたい。暴力?粛々と対応するべき」
なんてところがよく目にする意見でしょうか。
で、その次に来るのが、
これらの意見の対立
です。
①のような考えの人は②のような考えの人に対し、
「冷たい。そんな意識でいいのか?」
などのような印象をもったり、
逆に②のような考えの人は①のような考えの人に対し、
「お花畑。キラキラ系。何でそこまで自分の時間を犠牲にする必要がある?」
なんていうような意見を持ったりしています。
両者真逆ともいえる主張だから、納得(論破?)してもらうのは相当大変だと思います。
でも別に個人的には、
「どっちでもいいんじゃない?自分の思想を人に押し付けなければ」
と思います。
何故なら、仕事への意識や考え方なんて、
利用者には関係ない。
どんな思想であろうと、職場の理念、就業規則、業務マニュアル、ケアプランなどに沿った仕事をしてくれる人であれば、意識なんて関係ないと思います。
それに意識なんて目に見えないものだし、
わざわざ利用者に、
「私は仕事に対して●●という考えです」
なんて言う人もいないでしょう。
①のような意見の人でも仕事が雑で口ばっかりなら利用者や事業所から良くは思われないし、
逆に②のような一見冷たく見える印象の意識の人が、勤務時間内は完璧に仕事をこなしていれば、
利用者もそちらを選ぶのではないでしょうか。
これは逆も然りですね。
自分の思想を人に押し付けたり、論破しようとするからこじれるのです。
特にネットでの関係ならなおさら。
「お互い顔も職場も知らないのに何で思想を押し付ける必要がある?押し付ける意味は何かあるの?」
て思います。
自分と相手は違う人間です。
考え方なんて違って当然です。
それに利用者の数だけ対応方法がある。
そこに事業所の環境も加わればもっと多くなる。
「Aさんには有効でもBさんには使えない」
っていうこと、いっぱいあります。
それを
「この方法が正しいんだ!異論は認めぬ!」
みたいことを言うからいらぬ火種が出てくるんです。
どんだけ井の中の蛙なんだよと思います。
自分の思想を過度に主張したり押し付けたりするなんて傲慢だと思います。
そんなのは意見交換でもカンファレンスでも何でもありません。
「話合わないな」って思ったらほっとけばいいんですよ。
理解しあえることはないんだから。
ただ、中にはまれにデタラメを事実のように見せてたり、
根拠もないのに介護業界にマイナスイメージをつけるような発信をしているような人がいます。
事実のみを正確に発信してくれればいいのに、業界に何の恨みがあるんでしょうかね。
そういう人とは、私は一生わかりあえることはないでしょう(笑)