介護現場は人員不足だと多方で言われています。
ただ、その事業所や利用者の状態などで変わってはきますが。
今日は年度末でもあるということで、
退職
についての意見を書きます 。
止まらない退職
私は過去、そこそこ長い期間勤めていた事業所があります。
そこは、どういうわけか退職者が後をたたない。
人間関係が悪いわけでもない。
待遇も悪くない。
なのに退職者が多い。
離職者が多くて通常業務に支障が出たり、ユニットを一時閉鎖したこともありました。
減らない退職についての疑問
退職についてはその場しのぎの「対策」は立てていましたが、
肝心の「なぜ、退職者が多いのか」を分析してた様子はありませんでした。
上司は「みんなで協力し合って頑張ろう」
と繰り返すだけ。
介護現場は「忙しい」「人がいない」
と繰り返すだけ。
特に介護現場については、
どこにどれくらい支障が出ているかを説明する人もできる人もおらず、
ただ「忙しい」と言うだけでした。
退職理由の分析
上層部はなぜ、「退職理由」を調べようとしなかったのか。
管理職会議などで議論しなかったのか。
介護現場については上記の思いに加え、
どこにどのくらい時間がかかって、
現在の人員ではどれくらいの支障が出ているのか。
これを分析、言語化して議題にあげることをしていませんでした。
これでは、
今の介護現場はどれくらい業務に支障が出ていて、それをクリアするにはどれくらいの人員が必要かの分析ができず、上層部も必要人数を知ることができないです。
結果として、介護現場サイドは入職人数が少ないと上に不満を漏らし、
上層部サイドはせっかく人数増やしたのにまだ言ってくるのかという不信感につながります。
お互いの意見やその背景がきちんと伝わらず、職場環境の悪化につながりかねません。
分析結果を元にした対策
「なぜ、退職者が後をたたないのか」
を組織として分析しなければ、いつまでたっても退職者は後をたたず、その場しのぎの対応が続きます。
きちんとした指導ができておらず一人立ちが不安になっていないか?
無意識のうちにパワハラをしている人がいないか?
勤務時間に対して業務を詰め込みすぎていないか?
そもそも給料が安いのか?
など、退職理由を調べることで、見えてくるものもあり、職場環境の改善につながる。
結果として退職者数の減少にもつながります。
さいごに
募集をかけて入職を待ち、そこから入職した職員を育て上げて戦力にするまでの時間、労力、費用をかけるより、
今いる職員が辞めないような環境にする方が遥かにスムーズではないでしょうか。
せっかく縁あって出会い働いてくれているのだから、
少しでも長く働いてくれるような環境作りを望みます。
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