闘え!介護職

介護施設での実体験、学んできた知識等を書いていきます。主に施設の介護職員向きです。現場での悩みや葛藤に対し色々な考え方や方法を提案するという形で闘っていきます。

いじめは許せない

f:id:kaigobilly:20210606004909p:image

いじめについてネットを中心に話題になっているようです。

 

こうしていじめをクローズアップするのは良いことだと思います。

 

しかしただ、

「いじめはダメ」

と言ったところでいじめは減りません。

 

現実として今もいじめはあるでしょう?

最近でも被害者が命を絶ってしまったという事件もありましたよね。

 

私はいじめにあったこともあるし、恥ずかしながらいじめをした側になったこともあります。

 

それらを踏まえつつ、いじめについて分析してみました。

 

※今回は介護とは関係ないブログになります。

 

 

いじめのきっかけ

ほとんどの場合いじめは、

何気ない「何か」がきっかけで起こります。

 

相手の容姿が特徴的などの場合もある。

「いじり」が徐々にエスカレートしていじめに発展することもある。

突出した特技などで目立ったからという場合もある。

 

理由なんてそんな些細なものなんです。

 

いじめる側の心理

いじめを扇動している「主犯格」は少数で、

他の人達は、

「こっちに合わせていれば自分はターゲットにならない」

「いじめを断りきれない雰囲気」

 

などの心理があります。

 

そしていじめの主犯格は、相手に対して

「何か気に入らない」

から始まり、

 

なにかのきっかけで

「たまたまちょっかい出したけど反撃してこない」

 

ところから始まります。

 

これを紐解いていくと、

「自分より良い成績が気に入らない」

「自分より目立つのが気に入らない」

「ストレス発散」

という背景が見えてきます。

 

相手を下げてやろう。

自分と同じところまで落としてやろう。

 

そんなところでしょうか。

 

はじめは軽いいじりだったのかもしれません。

しかしそれは感覚の麻痺を生み出し、

「これ以上やるとマズイよね」

といった「ハードル」がどんどん上がっていきます。

 

だからエスカレートするのです。

いじめているという自覚がないのです。

 

だから注意喚起をしても響かないんですよ。

自分はいじめをしていると思ってないから。

 

いじめられる側の心理

いじめられる側は、

「何で私がこんな目に」

という気持ちが出てきます。

 

はじめは抵抗できていたかもしれません。

 

しかし多勢に無勢。

徐々に追い詰められ、反撃ができなくなります。

そして亀のように耐え抜くか、

あえて「いじられキャラ」としてキャラ設定するか。

 

これ、何で「いじられキャラ」になるかわかります?

無視されるよりはマシだから。

 

どんなにいじめがキツくても、

それでも無視されるよりはマシなんですよ。

たとえいじられキャラでも自分の存在は認めてくれているから。 

 

だから殴られようがお金を取られようが、

耐えるんですよ。

所謂「マイナスのストローク」というやつです。

 

そしていじめられる側も感覚が麻痺してきます。

そしてとうとう耐えきれなくなると、

後は報道されるような結果となります。

 

大人と子供のいじめの違い

子供のいじめの場合、

殴ったり悪口の手紙を書いたりお金を取ったりと、比較的直接的なものが多いです。

 

物を隠したり壊したりということもありますが、

これはどちらかというと直接的ないじめに付随して起こっていると感じます。

 

そして子供場合はコミュニティも狭いため、

(今はLINEグループのいじめもありますが…)

 

発見を早くできれば対処もしやすくなります。

 

ただし面倒なのはいじめる側の「親」。

常識的な親であれば即謝罪をしてくれますが、

中には、

「ウチの子がいじめなんてするわけない!」

「そっちがウチの子に何かしたんでしょ!」

と、話が通じない親もいます。

 

こうなると話は平行線なので、とにかく証拠を集めて突きつけてやりましょう。

 

 

対して大人のいじめの場合、

無視

物を隠す

パワハラ、恫喝

など、陰湿です。

 

しかも成長して知恵をつけている分厄介で、

バレないように上手く立ち回ります。

 

これが職場だともう最悪です。

 

簡単に辞めて他に行くというわけにもなかなかいきません。

転職って本当に大変なんです。

 

自分は悪くないのに何故退職して、また一から仕事のやり直しをしなきゃいけないんだって感じですよね。

 

日頃言い方がキツい職員やお局は要注意です。

アナタのそのやり方がエスカレートしていじめに発展し、

いじめとなっていることに気づかないで過ごしかねませんよ。

 

⬇️関連記事

www.kaigobilly69.net

 

いじめられる側にも原因があるのか?

時々見かける、

「いじめられる側にも原因がある」

という主張。

 

これには真っ向から反論します。

 

そんなことないです。

 

仮にいじめられる側が態度や性格が悪かったとしても、

だからといってそれがいじめていい理由にはなりません。

 

気に入らないなら関わらなければいいだけの話。

 

いじめられる側にも原因があるなんて言う人は、

自分を正当化しているだけです。

 

寝ぼけたこと言わないでください。

問題があるのは100%いじめている側ですよ。

 

いじめにあってしまったら

とにかく証拠を集めてください。

悪口の手紙ならその原本を、

いたずら電話なら録音を。

 

無視されたなら誰にいつどういう状況で無視されたかの記録を。

恫喝されたならその詳しい状況の記録を。

 

そしてそれを証拠に

学校なら教育委員会、

職場なら管理者や本部、もしくはその職場に関連する自治体の部署に

つきつけて下さい。

 

マスコミを使うのも手です。

良くも悪くも取り上げてくれるでしょう。

 

多勢に無勢なんです。

周りを頼って下さい。

 

自分の身体が、心が壊れる前に。

 

おわりに

いじめは犯罪です。

 

悪ふざけでもなんでもありません。

「いじめ」なんていう表現だから軽く考えられるんです。

 

暴行です。

窃盗です。

脅迫です。

恐喝です。

名誉毀損です。 

 

特に大人。

指導・教育と称していじめまがいのことをしていませんか?

 

そしてこれだけテクノロジーが発展しているのに一向にいじめは減らないばかりか、

そのテクノロジーすらもいじめに悪用している。

 

世のYouTuberやインフルエンサーの皆さんにお願いです。

それだけの影響力を持っているのです。

 

いじめは犯罪だしダサいことだということを発信して下さい。

 

世の中からいじめがなくなるのを願ってやみません。

 

※下記リンクは昔の本ですが、ジャンプという雑誌がいじめをとりあげていたことがありました。

それをまとめたものがこの本です。

当時のいじめ体験者の生々しい体験が綴られています。

そしてこれを見てもわかる通り、いじめの内容は昔も今も変わっていません。

   ⬇️