利用者は様々な人がいます。(職員やネットでもそうだけど)
なので中には、
どうしても相性が合わない…
なんて人もいるかと思います。
こういうケースの場合、
職員からすれば介助に入るのが億劫だったり、
利用者からすれば、「合わない職員が来た」と、ストレスを感じたり。
双方にとって良い環境ではないでしょう。
この話題、少し前にネットに書かれていましたが、
この時有効な解決策は、
「人にさせる」
だそうです(笑)
気持ちはわからなくもないですが、その相手は
やらなくてもいい仕事が増える
わけです。
たまったもんじゃないですね。
こんな自己中心的な人が溢れたら、介護現場は崩壊しますよ。
「相性が合わない職員」まっしぐらです。
これじゃ何の解決にもならないので、私の経験を元に対策を紹介します。
私にも過去、相性が合わなく、何をしても暴言や介助拒否…なんてケースがありました。
まず、自分の対応全般を振り返り、それを他の職員の対応と照らし合わせました。
対応に差がないとわかった後は、
時間をかけ、その人に関わりました。
拒否されても。
「今は私しかいないんです。」と言って。
そうすることで、拒否もなく介助に入れ、雑談もでき、最終的に「●●さん呼んでくれ」と、
私を指名することが増えました。
ここでゴールにはしません。
何でこういう結果になったのかを分析しました。
その利用者は、
「新人や他のフロア等の、普段見慣れない職員に介助されることに不安があった」
ことがわかりました。
後に、新人がその利用者の対応をする際、初期の私と同じような状況になっていました。
もうひとつ。これは他の職員の事例。
「●●さんは嫌だ」と言っている利用者がいて、極力その職員の介助は受けない、もしくは二人以上での対応を希望する利用者がいました。
二人介助に応じつつ、何でそういうことになっているのかを観察しました。
すると、
介護技術全般があまり身についてなく、力で強引な介助をして痛みにつながっていたり、
自分で意思決定ができるにも関わらず自分の考え方を押し付けていることがわかりました。
利用者からすればそりゃあ相性も合わなくなりますね。
これは技術を身につけて、しばらく関わっていくうちに関係性は改善されるでしょう。
これらの事例から、
相性が合わないのは理由があり、そこを分析しつつ、時間をかけて対応していけば関係性は改善されるのではないかと思います。
自分だけに拒否的な態度をとられるなら特に。
それを、相性が合わないなどとその利用者のせいにして、対応を避けるのはどうかと思います。
結果として、ずーっと相性が悪いまま。
それは自分が仕事をしやすい利用者を選んでいるだけです。
仮にそういう職員が複数いたらその現場は崩壊します。
もっともらしい理由をつけて仕事を選ばないでください。
周りの職員が迷惑します。