闘え!介護職

介護施設での実体験、学んできた知識等を書いていきます。主に施設の介護職員向きです。現状に対し色々な方法を提案するという形で闘っていきます。

認知症を「特別なもの」と捉えてる?

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介護者を悩ませる

 

認知症

 

進行度合いによっては、生活全般に介助が必要になります。

特に在宅で家族が介護しているような場合、その労力や心境等は簡単に語れるものではないでしょう。

 

 

施設は施設で、

 

異食

暴力

昼夜逆転からの施設内を歩き回る

他者の部屋に入る

物品をいじる

排泄物をいじる

 

等、誰もが一度は経験したことのある事例が盛り沢山。

 

 

正直、大変です。

状況によってはイライラすることもあるでしょう。

 

 

 

で、この認知症ですが、やたらと特別視してるのか、

 

認知症は病気じゃない」

「話せばわかる」

「寄り添うケアで想いは通じる」

 

など、耳障りのいい言葉をしばしば見聞きします。

 

それを全否定するわけではないです。認知症の啓蒙活動としては悪くないのかもしれません。

 

 

でも正直言うと

 

「それは具体的に何をするの?」

 

て思ってしまいます。

 

 

これだけだとただのディスりになりかねないので、

私の認知症に対しての想い及び認知症の人の対応の一例を紹介します。

 

 

 

まず、

認知症は病気です。

 

耳障りのいい言葉だけでは対応はできません。

 

 

でも、特別な病気とは思いません。

 

なぜかというと、例えば、

糖尿病や腎不全などは

日常生活で気をつけなきゃいけないことがありますよね。

 

食事や水分など。

 

 

 

対して認知症の場合。

 

認知症の一番の特徴は、

 

記憶障害

 

だと思っています。

 

どの部分が失われているかで、

 

失認

失行

見当識障害など

 

などにわかれます。

 

 

で、この記憶障害ですが、生活の中でどの記憶を失っているかを見極め、そこへの配慮や工夫をしていきます。

 

例えば、食事でいえばこういうやり方。

https://www.kaigobilly69.net/entry/2019/11/05/135445

 

トイレでいえばこういうやり方。

https://www.kaigobilly69.net/entry/2019/09/22/023131

 

コミュニケーションであればこういうやり方。

https://www.kaigobilly69.net/entry/2019/04/19/080022

シチュエーションをまとめたもの

https://www.kaigobilly69.net/entry/2019/08/13/155409

 

シチュエーションをまとめたものその②

https://www.kaigobilly69.net/entry/2019/08/18/234454

 

などです。

(全部似たようなこと書いてますね…)

 

 

認知症においての

 

「生活で気をつけなければならないこと」

 

は、こういうことなんだと思います。

 

 

更にいえば、これらの意思や欲求等を表現できず、結果として不眠や過度な暴力、命の危険にさらされる行動(胃ろうチューブを抜くとか)

があれば、専門医の診察を受け、薬を処方してもらうなどの

 

適切な治療

 

が必要です。

 

ましてや進行性でもあるので。

 

 

ただし注意しなければならないのは、

表現は悪いですが

 

「薬でおとなしくさせる」

 

ということにならないように。

 

 

行き過ぎた内服治療はADLの低下、それに伴い寝たきり化や褥瘡、誤嚥や窒息など、

別の問題を引き起こします。

 

いつからどの症状がどのくらいの頻度で起きているかを医療職にキチンと説明できないと、医療職も適切な判断ができません。

 

 

 

生活での注意点を見つけ、配慮する部分は配慮し、状況に応じ適切な治療をする。

他の病気と変わりないと思います。

 

変に綺麗事を並べて必要以上に特別視する必要はないんじゃないかと思います。

 

 

病気を正しく理解できるように努めるだけです。