闘え!介護職

介護施設での実体験、学んできた知識等を書いていきます。主に施設の介護職員向きです。現場での悩みや葛藤に対し色々な考え方や方法を提案するという形で闘っていきます。

姿勢・ポジショニング・シーティング

利用者の姿勢づくりの意味と大切さ

過去に何度か姿勢関係の記事を書いてきましたが、 今回は主にベッドで過ごす時間が多い利用者を例にあげ、 姿勢、ポジショニングの意味と大切さについて書いていきます。 ここがしっかりしていないと、ただクッションを突っ込むだけの対応や、 姿勢設定その…

介護現場で役立つスライドシートとスライディンググローブ

介護現場では、 体格のいい人や拘縮の強い人、全身脱力している人などもいて、 更にそういった人たちを全介助で移乗したりベッド上で身体の位置を直したりする必要が多くあります。 当然ながら職員の負担もあり、中には腰を痛めてしまうことも少なくありませ…

利用者の不適切な姿勢がもたらす弊害と生活場面に合わせた座位環境設定の必要性

利用者が離床して過ごす時、椅子や車椅子などで過ごすことがほとんどだと思います。 この時、「姿勢」を気にかけてるでしょうか? 不適切な姿勢、不適切な座位環境で長く過ごすと、様々な弊害を引き起こすばかりか、 拘縮や褥瘡の原因になることもあります。…

介護業務で腰痛にならないために

減らない介護現場の腰痛 今日は介護現場に常につきまとう 腰痛、およびその予防 について書いていきます。 減らない介護現場の腰痛 腰痛、およびその予防 腰痛が起こりやすい場面 ①腰痛につながりやすい姿勢になる場面(日常生活編) ②腰痛につながりやすい姿…

体位交換(変換)で安眠を妨げないために

体位変換というと、2時間おきくらいに行っているところが多いと思います。 もちろん個人差があるので、そこは考慮しますが。 周知のとおり、体位交換は褥瘡を防ぐためにも大事なものです。 以下、説明していきます。 体位変換される側の気持ち 定期的に起こ…

移乗を振り返ってみる

介護現場では当然のように、 移乗をする場面があると思います。 食事やおやつ、そして入浴やレク等で、 1日片道5〜7回+排泄介助数くらいでしょうか。 それが移乗介助対象の利用者人数分だから、 それなりに時間もかかってくるかもしれません。 特に特養のよ…

ギャッジアップしたままで過ごす意味は?

介護現場にある、常時ベッドのギャッジアップ 施設などでは利用者が臥床している時、 「常時」ベッドの頭部を30〜40度ギャッジアップ これをしているケースを見かけます。 それも、ユニット単位、フロア単位で一律、 食事を食べている人も、経管栄養の人も一…

機能訓練(リハビリ)の意味

今日は施設における 「リハビリ」 (機能訓練) について思うところを書きます。 介護施設で、 「リハビリ」 「できることは自分でするべきだ」 等という理由で、 時間がかかってすっかり冷めたりお粥が水っぽくなっても自分で食事を食べさせる 立てないひとを…

エアマットは万能ではない

今日は介護現場でよく使われる エアマット についてです。 エアマットとはご存知の通り、 褥瘡のある人、そういったリスクのある人などに使われることが多いです。 それ自体は問題ないと思いますが、 ひとつ注意点。 エアマットは万能ではありません。 それ…

なるべく椅子に座ろう

介護施設において、 車椅子に座っている人はほぼ必ずいると思います。 車椅子は福祉用具なので、必要な人に使うのは何ら問題ありません。 しかし大した理由もなく、 何となくADLが落ち気味だからなどで、 一日中車椅子に座らせていませんか? そんな「座位」…