闘え!介護職

介護施設での実体験、学んできた知識等を書いていきます。主に施設の介護職員向きです。現場での悩みや葛藤に対し色々な考え方や方法を提案するという形で闘っていきます。

立場が変われば視点も悩みも変わる

久しぶり(約半年ぶり)のブログ更新です。 何でこんなに間が開いたかというと、私自身の職場での立場が変わって物凄く忙しくなったからです。 でも立場が変わったことで、気づいたことも沢山ありました。 備忘録も兼ねてブログに残します。 立場が変われば考…

「好きなものを食べて死ねるなら本望」と果たして言えるのか?

介護の世界で、 「好きなものを食べて詰まって死んでも、そっちの方が幸せ」 「好きなことをして、それが元で死ぬなら本望」 などといった考えを持ち、それを良しとするような風潮もあります。 一見美談にも思えますが、介護の現場に携わってる身としては、…

介護現場での転倒事故にどう向き合うか

介護現場で起こりがちな「利用者の転倒事故」。 加齢や病気などで心身に変化がある人達であり、 たった一度の転倒で寝たきりになることも珍しくありません。 近年では利用者の転倒が元で裁判沙汰になるなど、 職員も常に気を張る必要があり、それがストレス…

どんな最期を望むのか

どんな最期を迎えたいか 望まない延命という考え方 サービス担当者会議 望まないケアはしていない 看取り時期になってから慌てないで おわりに 介護施設で生活をする利用者も、いつかは最期を迎える時がきます。 その時、できるだけ悔いのないようにしたい。…

利用者の姿勢づくりの意味と大切さ

過去に何度か姿勢関係の記事を書いてきましたが、 今回は主にベッドで過ごす時間が多い利用者を例にあげ、 姿勢、ポジショニングの意味と大切さについて書いていきます。 ここがしっかりしていないと、ただクッションを突っ込むだけの対応や、 姿勢設定その…

介護施設における「生活の制限」について考える

今日は施設生活における「生活の制限」について考えてみたいと思います。 すぐに思い浮かぶのは食事の 塩分 糖分 水分 餅は食べさせない 外食や惣菜などは食べさせない でしょうか。 これについては言いたいことがあります。 それは、 「いちどそういう方針…

間違った専門用語は利用者を傷つける

〜もくじ〜 介護現場では日常的に専門用語や略語が飛び交う 事例①認知(ニンチ) 認知症としての意味 ニンチという言葉の使い方が招く危険性 事例②「指示が入る」 不適切な言葉は虐待の第一歩 おわりに 介護現場では日常的に専門用語や略語が飛び交う 介護現場…

介護現場は本当に「人がいない」のか?

人手不足が多いとされる介護の仕事。 毎日ギリギリの精神状態の中で仕事をしているところも多いでしょう。 「人がいなくて大変」 「人を増やしてほしい」 こういった悲痛な叫びも多く聞かれます。 でもその言葉に具体性や根拠はありますか? 筋道立てて報告…

夢と認知症は似ているという仮説

皆さんは夢を見ますか? 楽しい夢、悲しい夢、怖い夢… 起きがけの寝ぼけた頭である日ふと思ったのです。 認知症と夢って似ているんじゃないかと。 これはひとつの仮説で、これに関する研究があるかどうかもわかりませんが、 認知症をイメージしやすい仮説で…

いじめは許せない

いじめについてネットを中心に話題になっているようです。 こうしていじめをクローズアップするのは良いことだと思います。 しかしただ、 「いじめはダメ」 と言ったところでいじめは減りません。 現実として今もいじめはあるでしょう? 最近でも被害者が命…